フィラリア予防はいつからいつまで?地域ごとの期間の考え方
フィラリア症は、蚊に刺されることで感染する寄生虫の病気です。予防薬は「感染を防ぐ」薬ではなく、刺されて体に入った幼虫を、成長する前に駆除する薬です。そのため、投薬の時期には決まった考え方があります。
いつからいつまで?基本の考え方
- 始める時期:蚊が出始めて感染が起こりうる時期から、約1か月後。
- 終わる時期:蚊がいなくなってから、約1か月後の最終投薬まで。
- 期間中は月1回投薬します。
最後の1回が特に大切です。秋に刺されて体に入った幼虫を駆除するのが最終投薬なので、涼しくなったからといって早めにやめないようにしましょう。
地域ごとの目安
蚊が活動する期間は気温で決まるため、地域によって投薬期間が変わります。予防カレンダーでは、次の目安を使っています。
| 地域 | 投薬期間の目安 |
|---|---|
| 北海道・東北北部 | 6月〜11月 |
| 東北南部〜九州(本州・四国・九州) | 5月〜12月 |
| 沖縄・奄美(通年の予防が考えられる地域) | 通年 |
同じ県の中でも、市街地か山間部かで蚊の発生時期は変わります。物産アニマルヘルスの「全国 犬のフィラリア感染期間の目安」では、気温データから都道府県ごとの感染期間を推定しています(1997〜2011年の気温による推定)。近年は暖かい期間が長くなる傾向もあるため、最終的にはかかりつけの動物病院の指示に従ってください。病院から期間を指定されている場合は、予防カレンダーで「病院から言われた期間を入れる」を選ぶと、その期間で予定を作れます。
投薬を始める前に検査を
すでにフィラリアに感染している犬に予防薬を与えると、体内の幼虫が一度に死んで重い副作用が出ることがあります。シーズン初めの投薬の前には、動物病院で感染していないかの検査を受けるのが一般的です。
猫は?
猫もフィラリアに感染することがあり、予防薬もあります。猫の予防をするかどうかは、生活環境(外に出るか、蚊が入りやすいか)を踏まえて獣医師と相談してください。